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世界中の海に潜りダイビングを楽しんでいます。見られる魚、海の特長ダイビングクルーズやリゾートでの毎日のスケジュールなどを写真を使って紹介します。
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ダイビング初心者にモルディブは危険?リゾート選びの注意点は?
ビギナーダイバーの憧れのモルディブ、ライセンス取ったから次の休暇に行ってみたいけど、
- 流れがあるとか聞くし大丈夫かな
- どうやってリゾート選んだらいいか分からない
なんて思っているあなたに、モルディブでのダイビングスタイルや、リゾートの選び方を提案します。
目次
モルディブって?
モルディブ(Maldives)は、インドの西側、インド洋に浮かぶ小さな島国です。26のアトール(環礁)に約1190の島があり、このうちの202の島に人が住んでいます。
一方、世界でも屈指のリゾート地で、約120の島が旅行者向けのリゾートホテルが造られています。1島1リゾートとして開発されているため、島=リゾート選びが旅のスタイルを決めるポイントになるでしょう。
モルディブでのダイビングツアーは、島に滞在して周辺のダイブサイトを潜るリゾートステイが主流ですが、クルーズ船に泊まりながら大物ポイントを巡るダイブサファリ(ダイビングクルーズ)も盛んです。
初心者でもモルディブでダイビングできる?
ご安心ください。リゾートステイなら、初心者でもダイビングできます。
ダイバーみんながあこがれるモルディブ、ライセンス取ったばかりのダイバーも、世界中から集まってきます。
チェックダイブでレベル分けしてくれるから、流れがあって危険そうなダイブサイトに行くグループからは外してもらえます。また、「初心者で、中性浮力が不安。」なんて伝えておくと、スタッフが水中で気にして見てくれるはず。
きれいで魚の多い海でダイビングできると、ダイビング続けていこう!!って思うようになるし、仕事頑張ろう!! なんてモティベーションも上がりそう。ぜひとも潜りに行ってください。
リゾートステイのダイビングスタイル
滞在しているリゾート内にあるダイビングサービスを利用します。
言い換えると、ダイビングサービスのないリゾートを選ぶとダイビングはできません。
多くのリゾートでは、ボートダイビングだけではなくビーチダイビングもできるようになっています。
ダイブサイトは、ハウスリーフを含む近場となります。物足りなくも感じますが、ハウスリーフにも大物や群れはいるので、リゾートステイのダイビングでも十分満足できるはず。
時期や場所を選べば、リゾートステイでもジンベイザメやマンタを見れますよ。
チェックダイビングですること
どのリゾートやダイブサファリでも、最初にチェックダイブがあります。
チェックダイブに不安を感じる人は多いようですが、講習じゃないんだから、マスククリアの実演なんてしませんよ。
ウエイトが適切か確認して、器材が問題なく動くか確認しながらおだやかなダイブサイトを1周する、というのが一般的です。
チェックダイブで、その後のダイビングを断られた、なんて聞いたことがないのでご安心を。
スタッフ側でスキルをチェックしていて、流れの強いポイントに初心者を入れないようにグループ分けすることはあるようです。
ダイブサイトや難易度は事前に掲示
次のボートダイブで潜るダイブサイトや難易度(流れの強さ)は、ダイビングサービスの掲示板に掲示してくれます。
ビギナーダイバーは、流れのあるダイブサイトで中性浮力取って快適に浮いているのが困難だろうと思います。私はそうでした。ジンベイ見たい!のは分かりまが、スキルによって参加するダイビングポイントを選ぶことをお勧めします。
どんな所でダイビングするかあらかじめ分かるので、見られるものによって、カメラのレンズ(ワイドかマクロか)を交換できますよ。
スキルが不安な場合は日本人スタッフのいるリゾートを選ぼう
- ウエイト何キロつけたらいいか分からない
- 中性浮力取れなくて、気付いたら水面近くまで浮いていた
- 海外ダイビングが初めて(一般的なブリーフィング内容や一日のスケジュールを知らない)
なんて不安があって、英語が苦手な方は、最初は日本人スタッフのいるリゾートを選びましょう。安心して安全なダイビングできますよ。
セルフダイビングはモルディブで楽しみたいダイビングスタイル
リゾートを選ぶ前に知っておきたいのは、モルディブのダイビングスタイル。
午前に2本のボートダイビング、午後に1本のボートダイビング、その後はビーチでリラックス、というのももちろん可能です。
せっかくモルディブまで行くのならぜひ体験してほしいのが、ハウスリーフのセルフダイビング。
リゾートによっては、チェックダイブでダイビングスタッフのOKをもらうと、自分たちだけでのバディダイビング(ガイド無しのセルフダイビング)ができます。
セルフダイビングは実はビギナーダイバーにおすすめ
私は30本くらいの超初心者の時にモルディブに行きました。
ボートでのダイビングはドリフトダイブが多く、流れの強さによっては流れに対応できず、ダイビングをあまり楽しめませんでした。
「次のダイビングは流れが強い」場合、ボードダイビングに参加せずにハウスリーフに逃げられたのが良かったと思います。
セルフダイビングについては、こちらの記事にアドバイスしています。
ダイビングフリークには無制限ダイビングパッケージのあるリゾートがオススメ
無制限ダイビングパッケージは、ダイビングした数ではなく、ダイビングした日数でダイビング代金を計算してくれます。
セルフダイビングでハウスリーフを潜り倒したい人には必須でしょう。
リゾート選ぶ際に考えたいその他のこと
ダイビング以外の点で、リゾートを選ぶ際に考えたいことを紹介します。
リゾートの場所(環礁)によっては空港島で1泊が追加になる
モルディブの玄関となるマーレ国際空港からリゾートまでボートで移動できるのは、空港島のある南マーレ環礁と、北マーレ環礁。ボートは夜間でも空港~リゾート間の送迎をしてくれます。
それ以外の環礁にあるリゾートへは水上飛行機で移動することになります。暗くなってからマーレに到着する場合は、その日のうちにリゾートへ移動できず、空港周辺で1泊し、翌朝リゾートまで飛ぶことになり、リゾート滞在やダイビングできる時間が短くなります。
島やリゾートの雰囲気
モルディブのリゾート開発は豪華さを競っているようで、どんどんゴージャスな水上コテージのあるリゾートが造られていますが、それにつれてお値段も…
どんな島でも、サンゴが砕けた白砂のパウダービーチがあり、ヤシの木陰でお昼寝できます(実が落ちてきたら危険だけど)。お酒も飲めますし、警備も万全です。
予算の範囲内で、ステキなリゾートを選びましょう。
食事もリゾート内のレストランで
ダイビングと並んでお楽しみの食事。これも滞在しているリゾート内のレストランでいただくことになります。
リゾートによっては、レストランは1つしかなかったり、多国籍料理、イタリアン、アジア料理、ステーキハウス等、複数のレストランを持っていたりします。
毎日同じレストランでお食事するのはちょっと…と思う方は、どんなレストランがあるかも、リゾート選びのポイントになるでしょう。
これらの点をふまえて、あなたにぴったりのリゾートを選んでください。
モルディブでダイビングする際のリゾートを選ぶチェックポイントまとめ
最後に、リゾートを選ぶ際にチェックしたいポイントをまとめておきます。
- ダイビングサービスが併設されているか
- 日本人のダイビングスタッフがいるか
- ハウスリーフでセルフダイビングできるか
- 無制限ダイビングパッケージがあるか
- 場所(マーレ到着当日にチェックインできる場所か)
- 価格帯
- 規模(何部屋あるか)
- レストランの種類や件数
- 水上コテージがあるか
リゾートを選ぶ参考には、地球の歩き方がおすすめです。大半のリゾートについて、これらの点を表で示してくれているので、とても選びやすいです。
モルディブに限ってですが、行ってからの参考にはならないけど、リゾート選びにはもってこいのガイドブック。
スキルアップしたらダイビングサファリにも挑戦してみて
ダイブサファリ(ダイビングクルーズ)は広範囲を移動するので、リゾートステイでは近づくことができないダイビングポイントを巡れ、ジンベエ、マンタ、ハンマーヘッドの三冠も可能性が高まります。ダイブサファリは全てがボートダイビングで、流れのなかでのドリフトダイビングが多いです。
リゾートステイでステップアップして、少々流れていても浮いていられるようになったら、ダイブサファリも検討してみてください。
日本人が運営している日本人用のダイブサファリを選べば、言葉の心配はありません。ダイビング友達も増えそうですね。
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