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与論に沈む全長51mの沈船あまみでレックダイビング! ウミガメにも会える!?

鹿児島県最南端の与論島は、沖縄本島から北へ約23kmにあるサンゴ礁のリーフに囲まれた小さな島です。
透明度が高い海にたくさんの魅力的なダイビングポイントを有する与論島ですが、特にお勧めなのは、沈船あまみ。

沈船あまみはどんなレック?

沈船というと、よどんでいて濁っているイメージがありますが、ここではすっきりとしたレックダイビングが楽しめます。

元は海上保安庁の巡視船でしたが、退役後、ダイブサイトを作るために1993年5月に与論町によって沈められ、与論の海の守り神となりました。

全長51mもある大きな船ですが、沈める場所にちょっと失敗したらしく、最も深い所で45m浅い所で30m、と、ダイビングの対象としては深めです。

なので、船に近づけるのはある程度経験のあるダイバーになります。

ですが、透明度が高いので、ビギナーダイバーでも浅い所から船体を見下すことができます。

沈船あまみで見られる生物

年々魚影が濃くなっているそうで、クマザサハナムロやツバメウオが群れています。
体に四角いサロンパスマークのスミレハナダイもいます。
また、アカウミガメ、イソマグロ、ロウニンアジやカスミアジといった大物もいて、非常に楽しいスポットです。

水深が深めなので潜水時間や深度に気をつけて

沈船あまみまでは茶花港からボートで約5分なので、船酔いの心配はありません。

エントリー後、きれいなサンゴのリーフを見ながら進み、さらに深く潜っていくと、沈船あまみに着きます。
浅い場所でも30mもの水深。
透明度が高いため、こんなに深い所にいる気がしません。
ダイコンを持って、潜水時間や深度などを常に把握していてください。

与論島では一年中ダイビングできます

与論島は冬でも20度前後の水温があるため、フードやラッシュガード等で防寒対策をすれば、一年中ダイビングできます。

冬にはザトウクジラがやってくるので、運が良かったらボートから見られるかも?

ウミガメは3月ぐらいから確率が高くなってきて、7月~8月がよく会える時期です。(台風の可能性も高まりますが)

大きな船は迫力があり、その眺めは圧倒的です。沈船が好きだという人は、ぜひ出かけてみてください。

ちなみに、与論島へは
・那覇から飛行機で45分。1日7往復
・鹿児島から飛行機で1時間半。1日2往復

減圧症にならないため、飛行機に乗るのは、ダイビングが終わって18時間以上たってからにしましょう。

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