世界の海でダイビング 水中写真やダイブサイトのおひろめ

世界中の海に潜りダイビングを楽しんでいます。見られる魚、海の特長ダイビングクルーズやリゾートでの毎日のスケジュールなどを写真を使って紹介します。

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日本固有種のチョウチョウウオ、ユウゼンが玉になる・八丈島

八丈島は、東京から南へ約290kmにある周囲約60kmの火山島です。伊豆七島の最南端にあり、1年を通じて気候が温暖なので、伊豆諸島の中でも屈指のダイビングスポットです。

八丈島は黒潮の通り道にあるため流れの強いダイブサイトが多いですが、大型回遊魚に会う可能性が高くなります。一方、黒クマノミなどの固有種も発見されており、魅力たっぷりのマリンライフです。

また、溶岩アーチからのぞいた時の八丈ブルーの海は息をのむ美しさです。ぷか~っと浮いているだけでも癒されます。

ボートに乗らず、ビーチエントリーで十分楽しめるのも、八丈島ならではでしょう。
(ダイビングクルーズに慣れた私には、流れのあるダイブサイトで一眼レフカメラを持ってビーチエントリーするなんて、ほぼ不可能に思えますが…)

八丈島の最大の魅力は、小笠原諸島や八丈島でしか見られない「ユウゼン」という固有種のチョウチョウウオ。
チョウチョウウオでイメージするのとはちがって、黒っぽい体で、尻ビレ、腹びれ、尾びれの先端に黄色い縁取りがあります。

初夏(5~6月頃)と秋(10~11月頃)の水温22℃前後の時期には50~200匹もの群れになることもあり、「ユウゼン玉」と呼ばれています。
ユウゼンについて詳しく学ぶ「ユウゼン・スペシャルティ・コース」を行っているショップもあるようです。
興味のある方は受けてみてください。

ユウゼンを見るのにおすすめなのは、最も有名なビーチポイントといわれている「ナズマド」です。
ただし、海流の強さには注意が必要で、八丈島の多くのダイブサイトは流れが強いですが、中でもナズマドは最大級に流れが強いです。

ナズマドでは、ハンマーヘッドやニタリなどのサメに会える可能性もあります。過去にはなんと!ジンベイザメまで出たことがあるそうです。

大物は当たり外れがある、なんて思ったあなた、安心してください。
ピグミーシーホース、ピンクスクワットロブスター、キンチャクガニ、フリソデエビなどの、かわいらしいマクロ生物も見せてもらえますよ。

八丈島へのアクセス
・関東の人の特権!  竹芝桟橋22:30発 八丈島 8:50着のフェリー
・羽田空港から飛行機で55分 1日3往復

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