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沖縄の冬の海水温は20度前後 冬にダイビングするための寒さ対策をご紹介!!
沖縄ダイビングの魅力の一つは、年間通して楽しめること。
冬になると透明度が高くなり、大物生物に出会えるチャンスも上がったり、ウミウシが多くなったりと、冬ならではの楽しみも盛りだくさん!!
亜熱帯気候で、いつも暑いイメージのある沖縄ですが、晩秋から春の間は水温と気温が下がります。
そこでこの記事では、冬でも快適にダイビングをするための寒さ対策についてお伝えします。沖縄、とタイトルに付けていますが、伊豆や和歌山の冬のダイビングにも参考になる内容です。
目次
沖縄本島の冬の平均気温と水温
まず、沖縄本島の冬の平均気温と水温を見ておきましょう。
海水温は20度前後と、伊豆や和歌山よりちょっと高いくらい。
わざわざ飛行機で飛んだのに、寒さに耐えながらのダイビングなんて残念すぎます。
沖縄といえども、冬にダイビングするには寒さ対策が必須になるわけです。
水中での寒さ対策
沖縄の冬はドライスーツが良いのか、ウェットスーツでも良いのか迷うところでしょう。
それぞれのスーツの特徴や、寒さ対策の方法についてお伝えしていきます。
ドライスーツを着る
冷たさの感じ方に個人差はありますが、目安として水温が22度を下回る場合にはドライスーツの方が快適です。
ドライスーツを着ているとスーツの中に水が入ってこないので体が冷えにくくなります。
体が濡れていなければ船の上で吹き付ける風もそこまで気になりません。
しかしドライスーツは浮力のコントロールがウェットスーツとは異なります。
ドライスーツのエアの抜き方に慣れていないと、思うように動けず苦戦するダイビングになるかもしれません。
初めてドライスーツを着る方は、ドライスーツ講習を行っているショップを探してみることをおすすめします。
ドライスーツに慣れておくと、寒い時期に海に入ることも怖くなくなりますので、ダイビングの幅が広がるメリットがあります。
ウェットスーツでの寒さ対策
冬の沖縄ではウェットスーツでもダイビングができますが、しっかりと寒さ対策を行う必要があります。
対策ポイントは以下の5点です。
- ウェットスーツの生地を厚手にする
- ぴったりしたサイズのウェットスーツを着る
- 保温用のインナーを着る
- フードベストを着る
- ブーツ、グローブを着用する
それでは1つずつご紹介していきます。
ウェットスーツの生地を厚手にする
ウェットスーツの厚さは5mm以上のものがおすすめです。裏地が起毛になっているとより保温性が上がります。
またスーツのファスナーは脱ぎ着する際には便利ですが、水の侵入場所にもなります。防寒を重視するならば、ファスナーは少なくする方が良いでしょう。
ぴったりしたサイズのウェットスーツを着る
レンタルのウェットスーツだとどうしても体とスーツとの間に隙間ができて、そこから水が出入りしやすくなってしまいます。
保温性をより高めるのであれば、体にぴったりフィットするようにオーダースーツを持っておくことをおすすめします。
これら2つのウェットスーツの対策については、取り入れづらいダイバーもいることでしょう。
これからは、取り入れやすい寒さ対策をご紹介します。
保温用のインナーを着る
寒さを感じそうな海では、保温性の高い特殊な素材を使った保温用インナーを着ましょう。
選ぶ際に注意したいのは、ウェットスーツを上から着る時に袖や足入れ部がくるくるめくりあがりやすいこと。
長袖とロングパンツを選ぶ際には、その対策をしているか確認しましょう。
寒さを感じやすいのはお腹やお尻なので、半袖、下半身用は短パンでも防寒には十分。
フードベストを着る
体から発せられる熱の70%以上は、首から上より放出されています。そのためフードベストの着用は寒さ対策にかなり有効です。
首元から頭部を覆うだけで、水中での体感がかなり変わってくるのを感じられるはずです。
レンタルしているショップは少ないので、購入をおすすめします。
フードベストもサイズがぴったりしている方が保温性は高まります。予算に余裕があれば、オーダー
して体に合ったサイズのものを作っておきましょう。
ブーツ、グローブを着用する
夏のダイビングであれば素足に直接フィンを履き、素手のまま潜るという方も多いのではないでしょうか。
陸上で屋外にいるときと同じく、水中でも手先や足先が冷えると体全体の冷えを感じやすくなります。
このため、冬の時期はブーツとグローブも忘れずに準備しましょう。
船の上での寒さ対策
ボートで移動するだけでも寒さを感じるものです。
沖縄でも冬には北風が強く吹くことがあります。気温があまり低くない日でも北風が強いと体感温度が下がります。
水温よりも気温の方が低い季節には、船の上での寒さ対策も重視しましょう。
ボートコート
水分は蒸発をするときに熱を放出するので、海から上がった後の濡れたウェットスーツは水分を蒸発しながら体を冷やしてしまいます。
船の上で重要になるのは、風をさえぎることと水の蒸発を防ぐこと。
最も効果的なのは、ボートコートです。濡れても着られるので船の上でも寒くなく、快適に港に帰れます。
急なスコールに降られた時にもお役立ちです。
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ボートコートがない場合
ボートコートを持っていない場合は別のもので代用しましょう。
風をさえぎり、水の蒸発を防ぐためには、ウィンドブレーカーやレインウェアが効果的。
100均のビニールカッパが最もお手軽です。
また水中と同様に、首から上を温めて体温を保つために、ネックウォーマーと、ニットやフリース素材の帽子を身に着けるとよいでしょう。
濡れたラッシュガードは体を冷やす
紫外線対策やウェットスーツの着脱をしやすくするために、ラッシュガードを着ているダイバーも多いことでしょう。
濡れたラッシュガードは濡れたウェットスーツ同様に、体を冷やしてしまいます。
ラッシュガードの状態でボートで移動するのは、暑い季節だけにしましょう。
寒さ対策をして冬の沖縄の海も楽しみましょう
夏と同じポイントに潜っても、太陽の位置が異なる冬には違う場所のように感じられたり、夏には出会えなかった生物に出会えたり、夏とは異なる魅力を味わうことができます。
寒さ対策をして、沖縄の海をオールシーズン楽しんでみてください。
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