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20219/5

青い体が美しいハナヒゲウツボの生態と成長による体色の変化をご紹介

みなさんはウツボと聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?
怖い、いかつい、噛まれそうなどのイメージを持つ人が多いことでしょう。

しかしそんなイメージのウツボの中でも変わり種の種類がいます。
青色の体で、鼻先に黄色い花びらのようなヒゲをひらひらさせているハナヒゲウツボは、見た目の美しさと、ウツボらしからぬかわいらしさでダイバーにとても人気があります。

この記事ではそんなハナヒゲウツボについてご紹介していきます。

ハナヒゲウツボについて

ハナヒゲウツボはウツボ目ウツボ科に属する魚です。

インド洋~太平洋の熱帯、亜熱帯地方に分布し、日本では主に沖縄で見ることができます。
幼魚は九州南部や四国地方でも稀にみられることもありますが、死滅回遊魚として冬には死んでしまいます。

ハナヒゲウツボの見られる場所

ハナヒゲウツボは、岩の隙間やサンゴの隙間を巣穴として利用し、普段は顔~上半身だけを穴から出してユラユラとしています。
ダイバーが近づいたりして危険を察知すると、素早く巣の奥に隠れます。

そのため遠目で見つけたら、そっと近づくようにしましょう。
ただ、一度見つけるとしばらくの間は同じ場所で観察できるので、場所を覚えているガイドさんが連れて行ってくれることも多いです。
見たい場合は、事前にお店にリクエストしておけば、見られるポイントに連れて行ってもらえるかもしれませんよ。

ハナヒゲウツボの姿・見た目

よく見る姿は、青色の体に、黄色い鼻~口先、黄色い背びれ。穴から青い体をだしてゆらゆらしていますよね。(写真撮ると被写体ぶれしやすいので、シャッタースピードを上げるのをおすすめ)

英名で「リボンイール」と呼ばれるように、全身が出てくると、ヒラヒラとしたリボンのような体型をしています。時折巣穴を移動するときに全身を見ることができますが、チャンスはなかなかないです。
図鑑等で見ると、青い体に長く黄色い背びれ、とても美しく、一度見てみたいものです。

成長しながら性転換して体の色も変わる


ハナヒゲウツボは、クマノミと同じように性転換する魚です。また、成長や性転換と共に体色が変わる不思議な生態をしています。

まず、ハナヒゲウツボは雄として生まれて、体色は黒色をしています。子供の時も、鼻先の花びらと下あご先のヒゲと背びれは黄色です。

成長と共に青くなり、よく見る青と黄色の体になります。オス同士で同じ穴で暮らすこともあるようです。

約10年かけて体長100~120cmにまで成長すると、性転換して雌に変わり、体色は黄色に変化します。雌として生きられるのは短く、産卵を終えると死んでしまうそうです。
なので、雌の個体を見かけるのは非常に稀です。見ることができたらラッキー、念入りに写真撮影しましょう!

 

他のウツボと同じく肉食性

貴婦人のように美しいからといって、海藻を食べる草食性なんてわけはありません。

ハナヒゲウツボも、他の種類のウツボと同じく肉食性で、主に小魚や小型の甲殻類を食べています。
小魚が近づくと、上半身を鞭のようにしならせながら、噛みついて捕食します。

口をパクパクさせながら呼吸している

多くのウツボと同じくハナヒゲウツボも口を開けていたり、パクパク動かしていますが、こうして呼吸しています。
よく見ると口の下にふくらみあって、その先に穴があいていますよね。口から水を吸い込んで、エラで酸素をこしとって、余った水をその穴から出して呼吸するのです。

まとめ

ハナヒゲウツボについてご紹介しました。ハナヒゲウツボはきれいな体色をしているので、被写体としても人気があります。
顔が小さく身体が細長いので、撮影にはちょっとコツがいりますが、チャンスがあれば撮影してみてくださいね。

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