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ダイビングクルーズ船の設備を詳しく解説!初心者が準備するものや注意点は?

モルディブやタイのプーケット(シミラン)でジンベエザメやマンタに大当たりしているダイビングクルーズ(モルディブではダイブサファリ)、興味あって乗ってみたいと思っているけど、初心者なのでなんだか不安。

船酔いしそうだけど…、部屋にトイレはあるの?

一人で参加しても大丈夫? カメラの充電はできるの? そんなあなたの疑問に答えます。

ダイビングクルーズ船の設備を詳しく解説!

まずは、ダイビングクルーズ船の設備や船での生活について説明します。

客室一部屋の定員は?

客室は、ほとんどが2人部屋です。
4人部屋もいくつかの船にはありますが、シングルルームは少ないようです。

ベッドは、2段ベッド(下の段の幅が広く、上の段が狭い)が多いです。

部屋そのものが狭いことが多いですが、クルーズ船全体では、サロンやサンデッキがあるので、寝るとき以外は、部屋の外で過ごすと良いでしょう。

ラグジュアリーな船では、ベッドを2台横に置いたツインや、大きいダブルベッドの部屋もあります。

4人部屋は、2段ベッド2台です。

一人参加できますか? 他のお客さんと相部屋は可能ですか?

一人参加できます。一人分の料金だと相部屋、追加料金を払うと一人で一部屋使用できます。
親切な船だと、追加料金なしで、一人参加の人に一部屋割り当ててくれる場合もあります。相部屋の相手がいないと、一人で使うことになり、ラッキーですね。

一人参加の場合、申し込み時に、同性相部屋になるよう確認することをお勧めします。
4人部屋の場合、カップル2組になる可能性があります。

シャワー、トイレは客室にありますか? お湯は出ますか?

これは船によります。いや、旅費によります。

値段の安い船では、トイレ、シャワー共同。
値段が高い船の部屋にはトイレ、シャワーが付いていますが、これらは一つのボックス内にあります。

相部屋参加の場合は、トイレ・シャワー共同の方が相手に気を使わなくてよいように思います。

ほとんどの船で、シャワーはお湯が出ます。インドネシアには、水シャワーの船もあるようです。

これとは別に、多くの船ではダイビングデッキにもシャワーがあり、海から上がった時に軽く塩を洗い流すことができます。

カメラのセットアップや充電はできるの?

広いキャビンでは、部屋の中でカメラをばらしてセットアップできるでしょう。部屋が狭いと、難しいと思います。
船によっては、カメラ作業用のカメラテーブルがあります。食堂やサロンで組み立てしている人もいます。

充電は、必ず船のブリーフィングに従ってください。充電器をたくさん置いた充電コーナーを利用するように言われることが多いです。

船内の電圧は不安定です。一時的に高電圧になったんじゃないかと思いますが、充電器が壊れたことがあります。

そればかりか、充電器を部屋の中のコンセントにさしてダイビングをしている間に、発火して火事になった例もあるそうです。

ダイビングクルーズ船での暮らしや準備する持ち物について解説!

船の中ではどんな暮らしをしているの? 持って行った方がいいものって何だろう? なんて、よく耳にする疑問にお答えします。

どのような食事がでるの? 食あたりにはならない?

食事は、ほとんどがバイキング、ビュッフェスタイルです。
現地のローカルな料理や、欧米風の料理など様々です。お寿司や日本のカレーが出たこともあります。
料理に使っている水は、ミネラルウオーターか、海水から塩を抜いた水です。
水の衛生面を気にする必要はないと思います。(飛び込んでいる海水の方がよっぽど汚いことも)

食あたりになったという話は聞いたことありません。それより風邪をひいてダイビングできなくなった人は、よくいます。

船酔いが気になります

酔い止めの薬を飲みましょう。船によっては薬を置いてくれていますが、行ってみないと分かりませんね。

私はエスエス製薬のアネロンニスキャップを飲んでいます。効果が長く1日1錠で効くので、おススメです。
個人差はあるでしょうが、穏やかな海では薬はいらないです。

海況ですが、
オーストラリアのグレートバリアリーフからコーラルシーに出てコッドホールに行く間は、ひどく揺れます。
夜の間に移動しますが、2段ベッドの上の人は、「落ちそうだった」と、よく言ってました。
薬を飲んでいても、翌朝食は食べられないことがありました。それでもダイビングはしました。

逆に、波がなく鏡のような水面になっている海もあります。赤道近くで、島から遠く離れると、波がなくなるみたいです。
普通は、ほどほどに揺れています。

ダイビング用品と普通の旅行用品以外で準備する持ち物は?

船によっては用意してくれていることもありますが、洗濯ばさみはお忘れなく。濡れた水着を乾かさないといけませんよね。

水着は2~4枚くらい持って行き、海から上がるたびに乾いたのに着替えると快適ですよ。
部屋で使う荷物は、全て袋や箱に入れた状態でクローゼットや引き出しにしまうと、使いやすいです。
スーツケース空けたり閉めたり、なんてことにならないようにパッキングするのがおすすめ。

飲み水を持ち運ぶ用に、それなりに丈夫なペットボトルか水筒もあるといいでしょう。

部屋の冷房がきついことが多いので、気になる人はあったかめのパジャマを持って行きましょう。

夜の移動は寒いことがあるので、ウインドブレーカーもあるといいかも。

ダイビングクルーズの良い点

参加してみるまではドキドキ不安でいっぱいなダイビングクルーズ。
船上の人になった瞬間、不安は吹っ飛び、良い点だらけの魅力にとりつかれてしまうはず。

ダイビングが終わると本船に戻る

1本潜るたびにクルーズ船に戻るので、ダイビングデッキでシャワーを浴びて、着替えることができます。普通にトイレも使えます。

塩にまみれてべたべたした状態で休憩や食事しなくていいので快適です。

ダイブサイトへのボート移動が短い

休憩している間に、クルーズ船は次のダイブサイト近くに移動しています。
小さいボートに乗り換えてダイブサイトに移動する場合でも、せいぜい5分くらい。

タンク背負って波に揺られる移動、快適ではありませんよね。これが短いのはうれしいでしょう?

みんなと仲良くなれる

一緒に食事をして、一緒に休憩していると、みんな仲良くなれます。一人参加でもさみしさを感じることはないでしょう。

ナイトダイビングができる

夕食の前か後に、ナイトダイビングもしくはダスクダイビングができます。昼間とは違った魚の生態は楽しいものです。
注意:2018年以降コスタリカのココ島はナイトダイビングできなくなっています。

ダイビング本数が多い

ダイビング九ルースでは、少なくても1日3ダイブ、多いと5ダイブまでできます。数日間集中してダイビングできるから、初心者卒業!!

体にたまる窒素の問題があるので、少ない本数で深い所まで潜りたいか、30mくらいでいいから本数多く潜りたいか、は、ダイバーの好みによりますかね。
この問題は、ナイトロックスを使うことでクリアできます。多くのクルーズ船では、ナイトロックスが使えます。

器材のセットアップは一度だけ

面倒な器材のセットアップ。タンクにBC取り付けて、レギュレーター取り付けるのは、最初の1度だけです。
ダイビングが終わったら、ファーストステージを外しておくと、そのまま空気をチャージしてくれます。

景色が楽しめます

暗闇の一部が明るくなってきて、空が赤くなり、太陽が昇ってくる夜明け、空が赤くなり、水平線に太陽が沈み、だんだん紺色が濃くなってゆく夕焼け。とても美しいです。

島々の間を移動している間も、変化のある景色が楽しめます。

日中、透明度の高い海をのぞき込むと、逆放射状の白い光線が一点に向かって伸びているのが見えます。これもきれいですよ。

ダイビングクルーズで困る人がいるかも、な点

困る点と言ってもあまり思いつきませんが、あえて挙げると、

部屋が狭い

2段ベッドの部屋は、かなり狭いです。部屋でカメラのセットアップをするのはあきらめましょう。

いつも揺れている

船なので、いつも揺れています。慣れないと、動かない地面に立ちたい衝動にかられるかもしれません。

1週間も船で揺れていると、帰宅後数日、揺れないことに違和感があるのが、ちょっとおもしろいです。

スケジュールが固定されている

〇日集合、〇日解散、というように日程が決まっているので、お休みに合った日程のクルーズを選んで申し込むことになります。

日本人の船だと、ゴールデンウイーク、お盆、年末年始は、予約を取るのが難しいかも。

飛行機が遅れたら、クルーズツアーに参加できなくなるし、預けた荷物が出てこなかったりすると、荷物なしでクルーズに乗らないといけなくなります。
過去に荷物が出てこなかったことは2度あります。

出発の2日前くらいにクルーズ出発地に着くようにできると、飛行機リスクは避けられるでしょう。保険も入っておくことをお勧めします。

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