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クラゲに刺された時の対処法 クラゲアレルギー体質になるかも?
海に潜れば、間近で海の生き物を見ることができますが、その中にはクラゲのように毒を持つ生物もいます。うっかり近づくと刺されてしまうかもしれません。
クラゲに刺された場合の対処方法、クラゲに刺されるとクラゲアレルギー体質になるかもしれないことを知っておいてください。
目次
クラゲに刺された症状
クラゲに刺されると、ヒリヒリした痛みやチクチクとした痛みを感じ、指された部分が触手に沿ってミミズ腫れすることが多いです。跡は消えにくく、私の場合は傷跡が完全に消えるまで3カ月くらいかかっていました。
毒の強いクラゲの生息域でのダイビングは避けよう
アンドンクラゲやハブクラゲ、カツオノエボシなど毒性の強いクラゲに刺された場合は、耐えられないほどの痛みを感じたり、痙攣や呼吸困難、意識障害などが出てしまいます。ダイビング中にこのような症状が出ると、命に係わる事態が予想されます。これらのクラゲの生息域ではダイビングしないのが賢明かもしれません。
クラゲに刺された時の応急処置
クラゲに刺された時は、まずクラゲの触手を取り除きます。素手で触ると指をさらに刺されてしまうので、ピンセットや細い棒を使うなどの工夫をしましょう。
次に、傷口を洗います。真水で洗うと、浸透圧の関係で刺胞の毒が体内にはいってしまうので、海水で洗い流す方が良いようです。
ダイビング中にクラゲの触手が手にまとわりついてきたらウエットスーツになすり付けて取ろうとすることが多いですが、こんなことするとさらに毒針を刺されることになるのでしょう。
お酢をかけるのはやめよう
クラゲの種類によっては、お酢をかけると刺胞が不活性化して毒針を発射できなくなるそうです。
しかし、種類によっては逆に刺胞が活性化するそうなので、クラゲの種類に詳しくない場合は、お酢は使わないでおきましょう。
効果はあくまでも「刺胞が不活性化する」だけです。体内に入った毒はそのままです。
気になる場合は皮膚科・アレルギー科の病院を受診
刺された場所が腫れて痛い、かゆい場合は、皮膚科を受診してください。
刺された以外の場所も赤くなった、かゆくなった等の症状が出た場合、呼吸が苦しくなったり気分が悪くなった場合は、急いでアレルギー科を受診してください。
クラゲに刺されるとクラゲアレルギー体質になる可能性がある
さらに知っていてほしいのは、クラゲに刺されるとクラゲアレルギー体質になる可能性があることです。
ダイバーやサーファーには、知らない間にクラゲアレルギーになっている人がいるそうです。
一度アレルギー体質となってしまえば、その状態はその後も続きます。
クラゲアレルギーの症状はクラゲや納豆を食べた後にも出る
クラゲアレルギーは、刺されたときだけでなくクラゲを食べた後にも症状が出ます。
また、また納豆を食べてもクラゲアレルギーが発症するようです。納豆の粘り成分がクラゲに刺された時にできる成分と同じためだそうです。
アレルギー症状が出るまでに時間がかかるため納豆が原因と気付きにくい
納豆を食べてからアレルギー症状が出るまでの時間は5~12時間と、他の食物アレルギーと違って遅いため、納豆が原因と気付きにくいようです。
原因不明のかゆみや吐き気、じんましんなどがよく起こる場合は、納豆によるクラゲアレルギーを疑ってみてください。
納豆によるクラゲアレルギーに興味がある方は、医師による資料をご覧ください。
->「第 65 回日本皮膚科学会中部支部学術大会③シンポジウム2-3 湘南サーファーを悩ます納豆アレルギー」
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